2011/05/02

建築の意図

こちらのご自宅に合うカーテンを。
そんなオーダーをいただき、かなり悩みました。



 こちらはある建築家のコンセプトやこれまでの作品に惹かれたお施主さんと建築家が、
4年も構想を練り、完成させたご自宅。


もちろん、コンセプトもあればヒエラルキーもある。
そんな建築の雰囲気を壊さず、さらに空間にアクセントをプラスできるような
カーテン、もしくはブラインドはどんなものだろう…。

すごく悩みました。

建築家の公演まで聴きに行ってしまいました。w


中はこんなカンジ。
スケスケです。

で、だんだんと空間構成、求められる機能、デザインがわかってきました。

主に使用したブランドは 

素材感やスタイルにこだわったクリエイティブ性のあるテクスチャー感や
革新的なデザインの生地が揃っています。




そして完成はこちら

紙のようなテクスチャーです。さわるとクシュっとなります。


たたむとこんなカンジ。


 こちらは丸くレーザーカットされています。
青空が透けて見えるように。


 そして間仕切りとして使ったファブリック。
こちらは他でちゃんとプライバシーを確保しているので、
大胆に抜きのあるものを選びました。


 引いてみるとこんなかんじです。
いろんな生地を組み合わせているので、
バランスがとても大事。



こちらはダイニング。
少しだけ色を入れて北側はウッドブラインドにしてみました。

 

こちらは説明が難しいのですが、
レースと厚地の生地を一定のリズムで圧着して、
スリットをつくってある生地です。
プライバシーを確保しつつ、軽さを残した印象になりました。


どれもなかなか実際に見ないと伝わらない、複雑な生地ですが、
こんなおもしろいファブリックもあるので、
カーテンの世界は奥が深いなと思います。





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